岡本和真選手は、東京オリンピックで和製大砲として4番の座を勝ち取れるのか?野球日本代表注目選手を紹介

2年後に迫った東京オリンピック。
アテネオリンピック以来の野球・ソフトボールの復活は、野球・ソフトボールファンにとって楽しみの一つだろう。
このブログでは、野球日本代表の注目選手を紹介!
今回は、ジャイアンツの若き4番 岡本和真選手。
ドラフト1位で入団するも、プロの壁にぶち当たりなかなか結果が出せなかった。
しかし、2018年に才能を開花させ一気にブレーク。
ジャイアンツの4番を任されるまで成長した。
和製大砲として、東京オリンピックでの起用はあるのか?岡本選手はなぜ打てるようになったのか書いていく。
→東京オリンピック野球日本代表のスタメンを大胆予想!岡本選手は選ばれているのか?
目次
東京オリンピック日本代表候補 岡本和真選手のプロフィール
生年月日 | 1996年6月30日 | 投打 | 右投右打 |
年齢 | 22歳 | ポジション | 内野手 |
プロ通算年 | 4年目 | 出身地 | 奈良 |
身長 | 185cm | 血液型 | A型 |
体重 | 96kg | 年俸 | 1,200万円(推定) |
経歴 | 智弁学園高 | ||
ドラフト | ドラフト1位 | ||
タイトル | – |
(出展:プロ野球データFreak)
五條市立北宇智小学校1年生から軟式野球チーム「カインド」で投手兼内野手として野球を始める。
五條東中学校へ進学すると「橿原磯城リトルシニア」で投手兼三塁手を務め、2年生時に主軸として出場した2010年の全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップでベスト4に進出。
強豪校約20校からスカウトされる中、憧れであった智辯学園高等学校に入学。
1年生の春からベンチ入りし、秋から4番となる。
1年生時の年間本塁打は8本、2年生時は48本。
3年生時の第86回選抜高等学校野球大会1回戦三重高校戦では、大会史上19人目かつ大会タイ記録である1試合2本塁打を放った。
高校通算73本塁打を記録。
2014年のプロ野球ドラフト会議1巡目で、読売ジャイアンツ(巨人)から単独指名を受けた。
プロ入団1年目は、怪我に悩まされて1ヶ月間戦線離脱を余儀なくされるが、シーズン後半には初の1軍を経験。
初打席で本塁打を放つなど大器の片鱗をみせた。
2年目は経験を積むという意味で主に2軍の試合に出場し4番打者として起用。3年目には、マギー選手の獲得により、サードからレフトへのコンバートが行われ、「7番レフト」として開幕スタメンを勝ち取るも結果が残せず、2軍落ちとなった。
2018年は、正一塁手である阿部慎之介選手からレギュラーの座を奪い、「6番ファースト」として開幕スタメンを勝ち取り、打撃面での才能を開花させる。シーズン途中から4番を任され、打率も3割近いアベレージを残している。
岡本和真選手の活躍の理由は、打つコースの限定と守備面での不安解消にある
岡本選手は2018年になってなぜ活躍できたのだろうか?
2017年からの変化は、
・オープンスタンスに構えるようになった
・サードからファーストへのコンバート
の2つが挙げられる。
ではこの変化が与えた影響はどんなものがあるのか?
1、オープンスタンスへの変更
もともと少しオープンスタンス気味にバッティングをしていた時期もあるが2018年シーズンは、極端なオープンスタンスである。
一番の特徴は、実際に打つ際もオープンスタンスのままバットを振っていること。
普通であれば、構えたときだけ足を開き、打つ際はスクエアに戻すのが通常の打ち方。
しかし、岡本選手は、オープンスタンスのまま打つことでインコースへ来た球への対応をしやすくしている。
インコースの球に対して詰まる不安がなくなり、どんな球に対してもバットを思い切り振っているように見える。
実際、打者有利なカウントでの打率は4割を超えており、難しい球を打つというよりも甘い球を確実に打つことを狙ったフォームになっている。
もちろん、オープンスタンスのためアウトコースへの球への対応は悪くなったが、それ以上にインコースを捌けるという方がメリットがあると判断し、現在のフォームに至ったのだと考える。
ある種、アウトコースを諦めることによって自分の良さを活かすことを選んだ岡本選手。
今後どんな対策されてどんな成績を残せるのだろうか?
2、サードからファーストへのコンバート
これまで高校時代から守って来たサードを本職として来たが、もともとプロでは守備について不安視されていた。
2018年は、マギー選手がサードを守っているため、ファーストの守備につくことになったが意外といったら失礼だが適正があり、守備面でサードをやっていた時期より不安要素が減少。
それにより打撃面に集中できるようになり、バッティング面でもいい成績を残すことができている。
以上の2つより2018年シーズンは、結果を残しているが1年だけでは超一流とは言えない。
何年か続けて結果を残すことではじめて超一流の仲間入りができる。
それだけの素質を持った選手であり、今後の成長に期待したい。
東京オリンピックではファーストのレギュラーを勝ち取れるか?打撃面で優位性を見せなければ選出も危うい?
2年後に迫った東京オリンピックではどの立ち位置にいるだろうか?
このまま打撃面の好調を維持できれば、ファーストでの起用の可能性もあるだろう。
ライバルとしては、日本ハムの中田選手や西武の山川選手、さらにヤクルトの山田選手の名前も挙がるだろう。
岡本選手は、守備面では他の3人に劣るためレギュラーを勝ち取ろうと思ったら打撃面で優位性を見せるしかない。
さらには、複数ポジションを守ることも難しいため、ベンチ要員として選ばれるとしても中田選手や山田選手が選出されるだろう。
そのため、選ばれるならレギュラーとして、レギュラーでなかったら選出されないくらいの気持ちで2年間を過ごしてほしい。
今後、打撃面でどれだけの成績が残せるのか本人にとっても正念場である。
まとめ
2018年ブレークした岡本和真選手。
今のところ、不調の時期もあったものの好調を取り戻しつつある。
この成績が実力なのか、たまたまなのか今後が見ものである。
これまで、日本は和製大砲の出現を期待して来た。
岡本選手は、日本の和製大砲になりうる可能性を持った若い選手。
東京オリンピックという大舞台を経験し、世界に誇れるような選手になってほしいものだ。
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