左のスペシャリスト嘉弥真新也選手は、東京オリンピック日本代表に選出されるのか?経歴と特徴を解説

今回紹介するのは、左のスペシャリスト「嘉弥真新也」選手。
左のサイドスローから投げられるボールに、左バッターは手も足も出ない。
昨年よりサイドスローに転身し、トップ選手の仲間入りを果たした嘉弥真選手。
一体どこに凄さの秘密が隠されているのか?
また、2年後に迫る東京オリンピックに選出されるのか考察していく。
目次
東京オリンピック日本代表候補 嘉弥真新也選手のプロフィール
生年月日 | 1989年11月23日 | 投打 | 左投左打 |
年齢 | 28歳 | ポジション | 投手 |
プロ通算年 | 7年目 | 出身地 | 沖縄 |
身長 | 172cm | 血液型 | O型 |
体重 | 71kg | 年俸 | 4,000万円(推定) |
経歴 | 八重山農林高 – ビッグ開発ベースボールクラブ – JX-ENEOS | ||
ドラフト | ドラフト5位 | ||
タイトル | – |
(出展:プロ野球データFreak)
沖縄県石垣市で生まれ、白保小学校4年時から、地元の少年野球チームの白保轟で野球を始める。
八重山農林高時代は、外野手兼2番手投手としてプレー。3
年時の夏は、沖縄県大会で自身が打たれ初戦敗退。
高校卒業後、2008年に不動産管理会社のビッグ開発(那覇市)に入社、同社野球部のビッグ開発ベースボールクラブに所属。
在籍3年目の2010年、第81回都市対抗野球大会の沖縄県1次予選では、敗者復活代表決定戦で前年本大会出場の沖縄電力を破る大波乱を演じ、これがJX-ENEOSで監督を務めていた大久保秀昭の目に止まり、同年12月に移籍した。
なお、同年の都市対抗後に行われた西日本クラブカップではMVPを獲得する活躍を見せ、所属チームの初タイトル獲得に貢献した。
2011年、春から公式戦に起用され、第82回都市対抗野球大会では、1回戦の王子製紙戦で救援登板するも制球を乱し降板となった。
10月27日、プロ野球ドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスより5位指名を受けた。
プロ入団当初は、スリークォーター気味に、投げていた。
2軍ではいい結果を残すものの、1軍では打ち込まれるケースが目立ち、なかなか1軍定着とはいかなかった。
しかし、同じ左投げである森福選手の巨人への移籍により左のワンポイントととして起用されるようになる。
またこのタイミングでサイドスローに変更。
2017年には、強力中継ぎ陣の一人として57試合に登板。チームの日本一に貢献した。
左のサイドスローに転向してプロ野球界で生きる道を切り開いた嘉弥真新也選手
嘉弥真選手の特徴は、左のサイドスローというところ。
ジャイアンツの森福選手や元中日の小林選手のように、左殺しとしてワンポイントでの起用が目立つ。
ただ、右打者を抑えることができないわけではない。
切れ味鋭いスライダーは右打者にとっても威力のある球である。
左打者の背中から曲がってくるスライダーは、当てるのに精一杯である。
それに加えて、内角をえぐるシュートも混ぜてくるためスライダーに決め打ちするこもできない。
また、コントロールミスが少ないことも安定した成績を残せた要因である。
嘉弥真選手のような投手は、東京オリンピックに選ばれるのか?
今後一番気になるのが、東京オリンピック日本代表へ選出されるのかという点。
日本代表監督である稲葉監督は、中継ぎ投手の重要性を常々語っており、中継ぎ投手には先発からの配置転換ではなく、本職の投手を起用したいと発言していた。
そのため、中継ぎ投手であり、左への絶対的優位性がある嘉弥真選手の日本代表入りもありえると考えている。
実際、左の中継ぎ投手は数が少なく、楽天の松井裕樹選手くらいだろう。
東京オリンピックは、WBCよりも登録できるメンバーが少ないため、ワンポイントで起用する投手を入れるのは勿体無いかもしれないが、今後右バッターもある程度抑えることができるなら、日本代表入りも見えてくるだろう。
まとめ
今回、嘉弥真新也選手を取り上げたのは、東京オリンピックで嘉弥真選手のようなタイプがまず選出されるのか、そして活躍できるのか興味深かったためである。
外国人選手は大ぶりの選手が多い印象であるため、大きく曲がるスライダーに対応できないと考える。
ぜひ日本代表入りをして、左のスペシャリストということを証明して欲しい。
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