日本代表先発投手候補 石川歩選手は完成度が高く国際大会向き!東京オリンピックの注目選手を紹介!

今回の東京オリンピック野球日本代表候補は
「石川歩」選手!
石川選手は、千葉ロッテのエースとしてチームを引っ張る存在。
ゆったりとしたフォームかたキレのあるストレート、スライダー、シンカーを使った左右の揺さぶりなど投手としての完成度が高いピッチャー。
第4回のWBCでは、先発投手として相手打者を翻弄。
見事に仕事をしてみせた。
今回は、石川歩選手について書いていく。
東京オリンピック日本代表候補 石川歩選手のプロフィール
生年月日 | 1988年4月11日 | 投打 | 右投右打 |
年齢 | 30歳 | ポジション | 投手 |
プロ通算年 | 5年目 | 出身地 | 富山 |
身長 | 186cm | 血液型 | A型 |
体重 | 80kg | 年俸 | 11,000万円(推定) |
経歴 | 富山・滑川高 – 中部大 – 東京ガス | ||
ドラフト | ドラフト1位 | ||
タイトル | (防)16(新)14 |
(出展:プロ野球データFreak)
魚津市立本江小学校3年次から本江スポーツ少年団で野球を始め、魚津市立西部中学校では軟式野球部に所属した。
富山県立滑川高等学校では硬式野球部に所属し、3年夏の県大会はエースとして3試合に先発するも3回戦で富山第一に3対6で敗れ、甲子園出場はならなかった。
中部大学に進学後は1年春から公式戦に出場、2年次には春の大学選手権に出場し全国デビュー。
4年次にはエースとしてチームを牽引し、春は最優秀防御率(0.69)、秋には5勝を挙げるなど順調に実績を挙げ、プロからも注目されたが志望届は出さず、社会人野球の強豪・東京ガスへ進んだ。
東京ガス入社後は春のJABA東京スポニチ大会の予選リーグ初戦(かずさマジック戦)でいきなりの公式戦デビュー。5回2失点で社会人初勝利を挙げた。
同年の第82回都市対抗野球大会でも一回戦(伯和ビクトリーズ戦)で先発出場したが、3回4失点でノックアウトされた。プロからの注目度も高まった2年目のシーズンは都市対抗でチームは予選で敗退。
3年目に、都市対抗で安定した投球を見せ、チームを8強に導き大会優秀選手に選ばれた。
2013年10月24日に行われたプロ野球ドラフト会議で読売ジャイアンツと千葉ロッテマリーンズの2球団から1巡目指名を受け、抽選の結果ロッテが交渉権を獲得。
プロ入り1年目は、開幕1軍スタートを果たす。シーズン10勝をあげ新人王のタイトルを獲得。
2年目である2015年も2桁勝利をあげ、翌2016年には防御率のタイトルを獲得。強化試合ではあるが、日本代表にも選出される。
2017年にはWBCメンバーに選ばれ先発投手として好投。しかし、シーズンは3勝止まりと4年連続の2桁勝利とはならなかった。
石川選手は、打たせてとるタイプの投手であり国際大会向きの選手
特徴
・完成度の高いピッチャー
・外に逃げていくシンカー
・球数が少ない
1、投手としての完成度が高い
石川選手の持ち玉は、ストレート、スローカーブ、シンカー、スライダーである。
ストレートは、最速152キロを計測しキレのある直球である。
石川選手自身、ストレートには自信を持っている。
キレのいいストレートをコントロールよくコーナーに集めるとともに、スライダー、シンカーで左右の揺さぶり、スローカーブで緩急をつけるなど投手として引き出しが多く完成度が高い。
あまり序盤から試合を壊すことは少なく、起用する監督としても計算がしやすいピッチャーである。
安定感という観点から言えば、日本に右に出るものはいないかもしれない。
2、外に逃げていくシンカー
石川選手の持ち玉の中で、印象的なのが外に逃げるように落ちる「シンカー」である。
特に、左打者の時に有効となるボールであり、空振りも取れる球。
途中までストレートと同じ軌道でくるシンカーは、打者にとって厄介なボールであり常に警戒しなければならない。
ただ、シンカーを待っていてはキレのいいストレートに対応することができない。
他の投手があまり投げないシンカーが石川選手にとって武器となるボールである。
3、球数が少ない
ストレート、シンカーは三振の取れる球種ではあるものの、石川選手は基本的には打たせてとるタイプのピッチャー。
直球、変化球ともに制球力が高く、打者は難しいコースのボールを打たされてしまう。
そのため、1試合の球数が少ない。
実際、前回のWBCの時も球数制限があり、普段球数が多いピッチャーはすぐにマウンドを降りることとなったが、石川投手は長くマウンドにいることができた。
もし、東京オリンピックでも球数制限が採用されれば、石川選手の起用が増えることもあるかもしれない。
東京オリンピックでは先発投手での起用が期待される
石川選手の立ち位置としては、やはり先発投手だろう。
メジャー組である大谷、ダルビッシュ、田中など先発候補は多い。
しかし、球数制限があるとすれば三振が多いピッチャーや序盤に大崩れするピッチャーはなるべき避けたい。
石川選手は、コントロールよく打たせてとるタイプであり、ある程度計算ができる投手。
球の質などはメジャー選手には劣るかもしれないが、先発投手としての完成度は変わらない。試合の途中からロングリリーフする第2先発での起用も考えられるが、試合を作る観点でも第1先発での起用が予想される。
監督としては、投球イニングが読める投手はありがたい存在であり近年少なくなってきている。
日本球界を代表して投げてほしい。
まとめ
石川選手は、常に150キロを超えるストレートを投げるわけでもなく、ものすごい変化球も持っているわけでもない。
投手としての総合力で勝負するタイプである。
ただ、1発勝負の国際大会において「安定感」というのは何よりの武器。
前回WBC同様、先陣を切って試合の流れを作ってほしい。
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