２年後に迫った東京オリンピック。

一番の注目は、今回復活した「野球」ではないだろうか？

監督は、すでに稲葉篤紀監督に決定しており、強化試合も年に数回行われている。

プロ野球界全体で稲葉監督をバックアップしている形である。

今回は、稲葉監督がどんな采配をして、どんな選手を選ぶのか予想してみる。

 

稲葉監督は、どんな選手を好んで選出するのか？

稲葉監督は、２０１８年３月に行われた強化試合時のインタビューで

攻撃面では1つでも先の塁を目指すスピード。そしてアジアはもちろん、世界に対抗できるような、パワーを備えた選手たちを今回選び、就任時から掲げているスピード＆パワーを実現できるチームを作っていくことを考えています。

と発言している。

また、これまで采配をしてきた２大会の初戦のスタメンを確認してみる。

大会の初戦のオーダーというのは、監督の采配の色が出ると考えているためである。

 

（アジアプロ野球チャンピオンシップ2017）

１、京田　セカンド

２、源田　ショート

３、オコエ　DH

４、山川　ファースト

５、上林　ライト

６、外埼　レフト

７、西川（龍）　サード

８、田村　キャッチャー

９、桑原　センター

 

（ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018）

１、上林　ライト

２、菊池　セカンド

３、柳田　センター

４、筒香　DH

５、西川　サード

６、外埼　レフト

７、大山　ファースト

８、小林　キャッチャー

９。今宮　ショート

 

まず、稲葉監督の選出基準をして「走力」の重要度は高いと考えられる。

ファーストの選手を除けば、俊足巧打の選手が多く起用されている。

特に、ソフトバンクの上林選手、広島カープの西川選手は、どちらの大会でも起用されており、期待されているのが分かる。

２者ともに共通することは、走攻守のバランスがいいこと。

どこか突出した能力があるタイプではなく、すべてにおいてバランスのいい選手が選ばれている傾向にあると推測する。

スピードとパワーを比べたとき、優先されるのはスピードの方だろう。

→東京オリンピックの注目選手を一挙に紹介！！

 

内外野手は誰が選ばれるのか？

東京オリンピックの登録メンバーは、WBCよりも少なくなると予想されている。

前回オリンピックで野球が行われた北京オリンピックでは、２４名だった。

２４名中、投手10人、野手14人、そのうち３人は補習であるため内外野手で選ばれるのは、たった11人。

まず、現時点でほぼ当確な選手をあげていこう。

 

１、菊池涼介（広島）

２、坂本勇人（巨人）

３、山田哲人（ヤクルト）

４、筒香嘉智（横浜）

５、秋山翔吾（西武）

６、柳田悠岐（ソフトバンク）

 

の６名である。

実績、国際大会の経験、年齢すべてにおいて、他を圧倒しており、２年後よほどのことがなければ選ばれるだろう。

菊池選手、山田選手、坂本選手は、二遊間。

筒香選手、秋山選手、柳田選手は外野手。

そのため、残り５枠は、一塁手、三塁手、二遊間、外野手の控え選手ということになる。

稲葉監督のこれまでの傾向を見ると、走力が高い選手が選ばれやすい。

そのため、三塁手も横浜の宮崎選手や巨人の岡本選手などがいるが、これまでの２大会でサードを守る西川選手が有力なのではないだろうか。

一発を打てるパワーよりも、一つでも前の塁を狙える足のはやい選手を選ぶはずだ。

ただ、一塁手だけは例外である。

これまでも西武山川選手や阪神大山選手を起用し、ファーストだけはパワーのある選手を使ってきた。

ファーストに求める人材がいないだけなのかもしれないが、ファーストに誰を起用するのか楽しみである。

→東京オリンピック日本代表の選出メンバーを大胆予想！！

 

まとめ

東京オリンピック日本代表のメンバーを選ぶ作業は、過酷である。

国内には非常にいい選手が多く、選びきれない。

しかし、選ばれるレベルにあっても選ばれない選手がいることが事実である。

だからこそ結果が重要である。

ぜひ最強メンバーで金メダルを取ってほしい。